株式投資で収益を上げるには、インカムゲインとキャピタルゲインの2つの方法があるというのは、何度も触れています。
インカムゲインを目的に株式投資を行う場合には、購入した株券を保有し、株主であり続ければ良いのですが、キャピタルゲインを目的に行っている場合には、購入した株券を売却する必要があります。
キャピタルゲインで収益を上げる為には、購入した株券を売却する必要がありますが、株券を売却する意味には「収益確定」の他に、「損失の確定」という意味もあります。 株式投資には、収益というリターンと共に、損失というリスクも持っています。
株式投資で収益を上げる為には“収益を確定させる売却”と共に、“損失を最小限に抑える売却”も必要になります。 この2つを的確に行う為には、取引を始める前に、厳格なルールを決めて、そのルールに則った取引を行う必要があります。
収益の確定
収益の確定の為の売却として、最も一般的な方法は、指値注文による売却です。
指値注文は、売買する株価を指定して発注する注文方法ですが、売り注文で指値注文をする際には、現在の価格よりも高い価格を指定して発注します。
具体的には、現在の価格が500円の場合、510円の株価で指定して発注をすることで、1株当りの収益を10円に確定させることが出来る注文になります。 仮に、一日中為替レートをチェックしていることが出来れば、最高値で売却すことも不可能ではありませんが、一般的に、為替レートを一日中チェックしていることは出来ません。
例えば、“まだ株価が上がる”と予想し、その予想は的中したものの、レートのチェックをした時には、既に購入価格よりも下がっているということは、株取引では当たり前のように起こっています。
その為、予め指値注文などでタイミングを外すこと無く売却できるように発注し、利益を確定させることが大切になってきます。 大きな利益を狙うということは、その分大きな損失を負う可能性が高くなってしまうということです。
つまり、確実に収益を上げる為には、頻繁に利益を確定させて、その収益を積み上げていくことこそが、実は一番確実でローリスクの投資方法だと言うことが出来ます。
損失の確定
株式投資において、収益の確定以上に重要になって来るのが「損失の確定」です。
例えば、10回の売買のうち9回で収益をだすことが出来ても、残りの1回で大きな損失を出してしまえば、9回分の収益が全て無くなってしまうことも株式投資では有り得ます。 その為、投資を行う場合には“リスクヘッジ”が大変重要になってきますが、数あるリスクヘッジ法の中で、最も基本となるのが「ロスカット」です。
ロスカットとは、その名の通りロス(=損失)をカット(=切り取る)ということで、「損切り」とも言います。 つまり、損失が見込まれたら、その損失が大きくならないうちに売却するということで、損失の確定が早ければ早い程、その損失額を少なくすることが出来、収益を上げることが出来る次の報誌先に素早く移行することが出来ます。
損切りの方法として、最も一般的なのは、逆指値注文による方法です。 売り注文で逆指値を行う場合、現在の価格よりも安い価格を指定することになります。予め許容できる損失額を決めておき、そのルールに則って逆指値注文を行うことが大変重要になってきます。
また、逆指値注文の他にも、±指値注文など、様々な注文方法によって損切りを行うことが出来るので、それらを上手く活用して、損失を最小限に抑えることが、結果的に着実に収益を上げることが出来る近道にもなります。
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